新年、初詣に訪れる方が多くいると思いますが、ここで神社やお寺での参拝作法を今一度確認しておきましょう。

EOS M AE 21.0mm 1/30 F13.0 EV:0 ISO1600
TGS2018の前乗り一人旅(旅行に行くなら一人旅はいかがでしょう!)の際にお参りした「明治神宮」です。
神社での参拝作法
神社の入り口は鳥居

EOS M AE 1/30 F13.0 EV:0 ISO125
鳥居の左端で一揖(イチユウ 軽くおじぎをすること)して鳥居をくぐります。参道の真ん中は神様の通り道となっていますので左端を歩くのが神社でのマナーとなっています。
風水の基本となる陰陽五行説では「左」というものは「拡散、開く」がはたらくとされており、参道を歩く際も左端を歩くのが良いとされています。
手水舎(ちょうずや・ちょうずしゃ)

EOS M AE 20.0mm 1/40 F13.0 EV:0 ISO6400
本堂へお参りに行く前に手水舎で手と口を清めます。手水舎での作法は以下の通り。ちなみに手水舎の水のことを手水(ちょうず)と言います。
- 手水舎の前で一揖
- 右手でひしゃくを持ち、たっぷりと手水を汲み左手を清めます。
- ひしゃくを左手に持ち替えて、右手を清めます。
- 再び右手に持ち替えて、左手に手水を受け口に注ぎます。口を清め吐き出します。※絶対に直接ひしゃくから口に含んではいけません。約束です。
- 再び左手を清めます。
- ひしゃくに残った手水でひしゃくの柄(え)の部分を清め、元に戻します。
- 手水舎を離れる時に一揖
注意が必要なのが一連の所作をひしゃく一杯の手水で行うということです。
本殿(二拝二拍一拝)

EOS M 19.0mm AE 1/30 F13.0 EV:0 ISO320
ここでは神様にお願いするのではなく、「決意表明」「宣言」「誓い」などをお祈りしましょう。良き導きをお願いするのです。
- 背筋を伸ばし姿勢を正しくしましょう。
- お賽銭を静かに入れます。投げ入れるなんてもってのほかです。
- 鈴を鳴らします。神様を呼びます。
- 二拝(拝「はい」という漢字には深くお辞儀するという意味があります)2回深く敬意を込めてお辞儀をします。
- 二拍 胸の前で合掌します。右手を少し下にずらし、「パンッパンッ」と2回拍手します。そして右手を合わせ合掌しお祈りします。(小声でよいのでできるだけ声に出すことが良いとされています)
- 一拝 最後に1度深くお辞儀をします。
おみくじを引こう
おみくじは参拝の後に引きましょう。おみくじは「大吉、大凶」などさまざまな運勢?がありますが、個人的にあまり気にしません。理由としては過去に「大吉」が出たことがありますが、何か良いことがあったかというと、あまり記憶にないです。逆に「凶」が出たこともありますが同じように悪いことが起こったのもあまり記憶にないです。
おみくじは自らの吉凶を占うものですが、同時に書かれている内容が神様のお言葉とされています。なのでお祈りした後の神様の導きの言葉としておみくじを引くことをおすすめします。
引いたおみくじどうしよう?
- 持ち帰っても良い
- 神社に結ぶ(神様の縁を結ぶと言う意味があります)悪い運勢が出たときには利き手と逆の手で結ぶと良い運勢に変えることができるそうです。
おみくじの注意点
おみくじを捨ててはいけません。古くなったおみくじは神社で炊き上げをお願いするか、お正月後に行われる「とんど」(しめ飾りを焚き上げする行事)で焚き上げる。おみくじを引いた神社に結びに行くなど方法があります。
帰りの右端
ここで陰陽五行がでてきます。右は「集中、閉じる」とされています。神社で頂いた力を外に出ないために閉じるということで帰りは参道の右端を通って帰りましょう。
鳥居をくぐり出たら感謝の気持ちを込めて一揖して参拝は終了です。
お寺での参拝作法
初詣は神社だけでなくお寺にも参拝しても良いです。ただ神社と参拝方法が異なりますので注意が必要です。
敷居はまたぐ、踏んではいけない。
お寺では鳥居ではなく山門という正門があります。まず、その前で一揖してくぐるのですが、ここで注意が必要です。それは敷居を踏んではいけないということです。またぎましょう。
手水舎での作法は神社と同じですので割愛します。
お寺で拍手は禁止事項(合掌一拝一拝)
- 本堂、御本尊の前で一礼します。
- お賽銭を静かに入れます。
- お寺には鰐口(わにぐち)と呼ばれる神社の鈴をドラにしたようなものがある場合があります。1回打ちます。
- 静かに合掌します。※お寺では決して拍手をしてはいけません。一拝してお祈りをします。
- 最後に一拝します。
拍手をしないのが神社との大きな違いですので気をつけましょう。
やっぱりおみくじを引きましょう
調べて見ましたが、お寺の「おみくじ」は漢文で書かれていることが多いみたいです。
これは初めて知りました。
実際に私はお寺のおみくじを見たことないのですが、この事実を知ってお寺のおみくじを引いたくなりました。
お寺を出るときも敷居に注意
最後、お寺から出るときも敷居を踏まないように注意が必要です。そして山門の前で感謝の気持ちを込めて一揖して参拝終了です。
最後に
ここまで読んでくださいました本当にありがとうございます。(感謝)来年のお正月は平成最後の新年となります。(これが言いたかっただけ?)
この記事を読んで神社やお寺でのお参りの作法を知っていただき、円滑に参拝ができることを願っています。
そして、読者様にとって良き一年が訪れますよう併せて願っています。ありがとうございました。